ジュエルペットサンシャイン47話のパロディ
47話「星に願いを…イェイッ!」
最近アニメでのパロディ表現について散見することがままあって、「にゃる子さん」というやつの影響でしょうか。でもパロディにも上等下等、上品下品があって、上手くはまっていないと作者の自己満足で終わってしまって、ただのパクリという結果にもなりうる。作品世界にうまくマッチしているか、パロディ部分だけ浮いていないかということも気にかけないといけないなと思います。
パロディ元のネタにしてもアニメだからといってその界隈に通じる様なネタしか使わないというのは作者の底が知れる下等なパロディだと思う。
創作者ならば広くアンテナを持って多くの分野からネタを拾ってこなくてはいけない。
登場順は分からないけどジュエルペットサンシャイン47話のネタ元
キノピオ
筑波万博
ストロベリー・パニック
ゼンダマン
ブレードランナー
合衆国国歌
ダイターン3
魔法のDSキラピカリーン
マイケルジョーダン
スリラー
Zガンダム
毒蝮三太夫
スピルバーグ
ねじれ国会
ねじ式
テレシコワ
ガガーリン
アポロ13号
V-22 オスプレイ
危険物を太陽に飛ばす展開
エネルギーの無いロボットが動く展開
突然の打ち切り
この中で好きなのは「冗談でもマイケルでもないわ」のセリフを前フリとして、マイケルジャクソンのスリラーのPVに出てくる衣装だけをキャラクターに着せているあたりです。この慎ましさはどうですか。周りがお化けだから辛うじて発見できるものの、気づかせようという気が伝わってきません。この辺りの『分かる人には分かる』感がオタクをニヤリとさせるのです。しかもアニメ知識じゃねーし。
そして「地球は青かった」で有名なガガーリンのセリフを使わずに
「地球は青い ヴェールをまとった花嫁のようだった」の方を持ってきたのも美しい。これも同様により深い造詣が伺える上等なパロディだ。
そしてこれがクライマックスのセリフ
「宇宙服の酸素もあとすこし…。けど、残念だったな。本当はこんな地球のすぐ上じゃなくて。真っ赤に燃えるベテルギウスを…。青く輝くシリウスを…。そして、タンホイザーゲートのオーロラを…。いつか、この手に掴んでみたかったのに」
ベテルギウス→オリオン座→オリオン座のそばで燃えた宇宙船→タンホイザー・ゲートのオーロラ
タンホイザーゲートなんてものは実は存在しないのだけど、さりげなく綺麗に収まって見えていて邪魔になっていない。幾つかの夢の一つとして、あってもおかしくないと思えるシリアスな芝居の中に組み込まれた良いセリフだと思いました。
その時に描かれたこの宇宙船が何なのか、残念ながら分かりません
