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April 05, 2009

ただの会話シーン 2/3

未来少年コナン#20
演出:高畑勲
状況:コナンが村を出て敵の本拠地へ出向くことを相談している。(1分56秒)
注:左右は視聴者から見て

 

C205_2

1カット目「どう思うね先生。

(村長が視線を左へやると画面が左へパン。)

 

 

2カット目(1カット目)「うーん。
(右に向いていた顔を左に向ける)

 

 

3カット目「コナン、君の言うとおり、昨日大津波がやってきたのはインダストリアを大きな地殻変動が襲ったためかもしれない。博士がインダストリアの人々を救おうと苦しい戦いをしていることも十分考えられる。
(引きで捕えていったん画面を解放しておく。)

 

 

4カット目「きっとそうよ。ね、コナン私も行くわ。
(先生に向かって話しかけた後、視線をコナンへ向けてから話す。)

 

 

5カット目「ラナ・・
(右にいるラナの方を向いてる)

6カット目「まあ落ち着いて聞きなさい。
ラナ、2年前博士はこう言われた。
インダストリアの未来はインダストリアの人々の力にかかっている。自分はただその手助けをしに行くだけだ。

(まずは左のラナに呼びかけ、それから正面を向いて全員に話す。)

 

7カット目「それならさっさと太陽エネルギーを渡せばいいんだわ。
(立ち位置の都合上コナンも映っている。一応、目で話を聞いていることが分かる。)

 

 

8カット目「あんたは黙っててくれ。レプカとやらに太陽エネルギーを渡したらどんなことになるか、今度の事件ではっきりしとる。
(村長を正面から捕らえた3人の構図。奥から話しかけられたので、奥を向く二人。)

 

9カット目「分かったわ。私はここに居ない方がよさそうね。席を外すわ。
(さっきの画面だが、今度はモンスリーが左を向いているのが分かる。)

 

 

10カット目「いや、居てくれ。この話は君にも知っておいてもらいたいことなんだ。
(ラナは地味にモンスリーのことを見上げている。背丈の違いが描けている。)」
 

 

11カット目「コナン、博士はこう言って行かれたんだ。
(モンスリーは無言で目を見開く。はっきりと興味を示している。コナンが画面から外れた。)

 

12カット目「君たちは私のことを心配せずにこのハイハーバーをしっかり守り育てて欲しい。そしてインダストリアの人々が新しい生活を始める時にこそ、その知恵を貸してほしいとね。
(全景。先生以外動いていない。)

 

13カット目「でも僕やジムシーは・・
(使いまわし)

 

14カット目「いかん、とにかくいかん。
よりによってこいつと行くなんてオオカミの口に手を突っ込むようなものじゃないか。

(立ち上がって抗議する村長。目線は下向きなのでコナンしか見てないのだろう。)

 

 

15カット目「他に方法がないんだ。それに僕は・・
(使いまわし)

 

 

16カット目「こいつは私たちを攻めた敵なんだよ。
先生まさかせんせいまで賛成されるんじゃないでしょうな。

(立ち上がって強い反対の意思を表している。地味な会話シーンでは唯一動けるところ。机を叩くSEあり。)

17カット目「ええ、私も反対です。その人のことはともかく下手をすれば
(右を向いて村長に話してから、左を向いてコナンへ話しかける。アニメーションはとにかく動かさなければいけないのだ。)

 

 

18カット目「君たちもろともあの飛行艇までインダストリアに取られてしまうことになりかねない。
(ここではモンスリーが見切れている。前に使ったものをアップにしただけだが、同じ絵を使わないようにしているのだろう。)

 

 

19カット目「そうなれば連中があれを使ってまたここへ攻めてくることになる。
(反対派の2人対コナンの構図。途中で村長が頷く動きでフォロー。)

 

 

20カット目「なあ、コナンここはひとつ我慢して博士を信頼しようじゃないか。
(そういえば左右で勢力がきちんと分かれている)

 

 

21カット目「・・・」(なにかを考えているコナン)

 

 

22カット目「・・・」(ラナも納得していない。右を向いているのは右にいるのが反対派という決まりができたから。つまりラナはコナン側。更には背景が暗いので危険な感じがする。)

このシーンを取り上げたのはキャラクターの立ち位置が立体的で面白かったから。正面を向くことがほとんどないのは、話の中心が先生なのにその正面に誰もいないからだ。そのおかげで先生は右に話しかけたり左に話しかけたりするアクションが取れるし、隣にいるラナと映って画面を賑わすこともできた。だが、正面に誰もいないことを考えてみれば、椅子が1個だけ余っているのが変に思わないだろうか。
机の形からして椅子が3つしかないのも変だ。しまいには村長も立ち上がるから座っているのは先生だけだ。まあ、村長のことはともかく、座っていないというポースはやはり動こうとしている意志の表れだと考える。逆に腰を落ち着けているのはここに残れという意思の表れ。
それから話の都合的な話になるが、テーブルを5人が囲んでいると全員を映すカメラの位置が定まらないし、椅子が4個しか置けないので1人だけい場所がないという事情も見えてくる。

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